第18回長時間透析研究会開催の案内

 会員の皆様がたにおかれましては、時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。また昨今のコロナ禍という状況下におきまして、日々大変ご尽力のことと推察申し上げます。

 この度、僭越ながら第18回長時間透析研究会の大会長を仰せつかりました、今回の長時間透析研究会は、2023年11月12日(日) に、九州大学医学部百年講堂 (福岡市) での開催を目指しております。

 本研究会は2005年の第1回大会以降、長時間透析の成果としての良好な生命予後や QOL, ADL の改善、透析関連合併症の低減につながることを目的として会を重ねてまいりました。そして2013年には日本透析医学会の「維持血液透析ガイドライン」において透析時間の延長が推奨され、2020年には診療報酬改定において長時間加算が付与されるに至りました。第1回の研究会発足時には、全国で500名程度であった長時間透析患者数は、本研究会が会を重ねるにつれて賛同する施設数も増え、2020年末の日本透析医学会の調査では3368名にまで増えてきており、徐々に長時間透析が普及してきている状況ですが、まだまだ十分とは言い切れません。

 今回の長時間透析研究会のテーマは「長時間透析~さらなる高みを目指して~」とさせていただきました。本研究会の先生方におかれましては、長時間透析を熟知されたスペシャリストの先生方と承知しております。その先生方と、単に長時間透析を施行するだけでなく、その長所・短所を理解してさらなる改善点はないかなどを、先生方のお知恵をお借りしながら議論していければと考えています。その他には Online HDF や家庭透析など多様化した透析療法の中での長時間透析の立ち位置、またその発展のための議論の場を設けたいと考えております。コロナ禍の状況にもよりますが、福岡での現地開催を目指しており、ぜひ皆様には福岡の地に赴いていただき、美味しい料理に舌鼓を打ってもらい、研究会で充実した活発な議論をしていただくことを祈っております。

 末筆ではございますが、皆様のますますのご発展を祈念しております。

第18回 長時間透析研究会

大会長 谷口 正智 福岡腎臓内科クリニック

 

https://www.congre.co.jp/longhd18/html/outline/